ファクタリングの利用率が高い業種
借金となる融資とは違い、借りない資金調達法として知名度を高める救世主のファクタリング。
売掛債権を売却して資金繰りを改善させられるとあり、返済義務の生じる融資よりも
比較的低リスクかつスピーディーに現金化が可能な、この資金調達法を利用する
中小企業が年々増加しています。
では、実際にどのような業種の企業に利用されているのでしょうか?
建築業
ファクタリングの利用が最も多い業種として挙げられるのが「建設業」です。
「建設業」は、非連続性の受注産業構造であるという点から他の業種に比べ、資金調達が非常に厳しいといわれています。
◎ファクタリングが利用される主なケース
・工期の延期により先出し分の不足
・資金不足によって、先出し分を当座決済できない
・手形支払など、想定外の支払いによる資金ショート
・工事が完了したものの請元の倒産により未入金
トラック運送業
現在はネット通販利用する人が増え、仕事の受注は増加しているものの、
低運賃、人材不足、トラック不足、燃料の高騰といった問題が起きており、
非常に厳しい資金繰りを強いられているのが現状です。
そんな中で、ファクタリングを利用することで、つなぎの資金確保を目指す企業が増えています。
◎ファクタリングが利用される主なケース
・取引先の支払いサイト圧縮
・繁忙期の増車や人材増員のための先出し分の不足
・自社車両の故障、事故など想定外な出費
・燃料費や人件費の高騰による資金不足解消
歯科医業
今ではコンビニよりも数が多いと言われている歯科業界は、まさに供給過多の時代。
人口減少に反して、歯科医師の増加問題は今後も簡単には解消されないと予想されています。
いざ開業に至ったとしてもあっさりと廃業に追い込まれるケースも頻繁に起こっており
医療関係事業の年間倒産件数の約4割が歯科医院ともいわれています。
◎ファクタリングが利用される主なケース
・客の減少による資金難
・レセプト請求に対して、予想以上の返戻分が発生
・開業時に受けた多額の融資やリース契約による負債
・スタッフ雇用のための人件費確保
その他の業種
- 小売業
- 不動産経営
- 人材派遣業
- 介護業
- 貿易業
- バス会社
- 自動車部品製造業
ファクタリングを利用されるケースも職種も様々ですが、
今や様々な職種の方がファクタリングを利用されています。
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